※正式用語ではなく通称や俗称も多く含みます
読み方:カーサ
個人宅や小規模店舗の電波状況改善のために配布されるフェムトセル基地局。
Sercomm JSFE0001BK/JSFE0001WH が使用されており出力は50mW。
TACは64xxxx、オフセット+5000となる。免許はフェムトセル基地局扱い。
自宅に設置して電測してしまうと目立つので注意が必要。
読み方:セルマッパー
地図上に電波の強さ(RSRP)がプロットされ、そのセクタの有効なエリアと軌跡を見ることができる。
RSRPによって自動的に基地局の所在地が推測されて最も強い位置に配置されるため、未知局の特定に利用しやすい。
ただし、変則セクタがサポートされていないため表示上のeNB-LCIDは鵜呑みにしないこと。
また、自宅で記録を有効にしたままにしてしまうと軌跡がプロットされてしまうことに注意が必要。
中部テレコミュニケーション株式会社の略称。旧中部電力系の電力系通信事業者。
愛知県、岐阜県、三重県、長野県、静岡県(富士川以西)での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は橙色で共架札は特にないが、ケーブルにCTC刻印がある。
eNB系統は所在地に関わらず愛知県(36xxxx)になる。
なお公式的には伊藤忠テクノソリューションズとの混同しないよう「ctc」と小文字表記だが、刻印などに準じて文字で呼ぶものとする。
「E-UTRAN Cell Identifier」の略称。
モバイルネットワーク内で基地局を識別するための28ビットのユニークな値。
楽天モバイルでは、通常 4194305~226492172 の範囲となる。(移動局は260046849~)
ECI=eNB×256+LCID に分解することができる。
「eNodeB」の略称であり、本来の意味としては4G基地局本体のことを指している。
楽天の電測関係の文脈でにおいては「eNB ID」のことをeNBと略することがほとんどである。
場合によっては、eNB-LCIDのこともeNBと通称することもある。
ECI の上位20ビットであり、ECIを256で割った値(余りは切り捨て)がeNBとなる。
楽天モバイルでは、さらにeNBの上位6ビットが基準eNB、下位14ビットがオフセットと付番に分解することができる。
ひとつのeNBには最大4基地局が配置されるが、協会局が含まれるeNBは必ずしもその限りではない。
eNBとLCIDをハイフンで連結したもの。
楽天モバイルの基地局の表記法としては、基地局のセクタ分のLCIDをコンマ(,)区切りで表記するのが慣例となっている。(例:123456-7,8,9)
縦軸にeNB、横軸にLCIDを配置した表のこと。当サイトのメインコンテンツ。
Tower Collector で収集したMLSデータを表形式で表現したもの。
eNB-LCID 利用状況を知ることができ、埋まり具合で残りのセクタ数の推測に役立つ。
マイマップを提携することで同一基地局のセルを結合することができる。
都道府県ごとにその基準eNBをベースに付番されているeNB全体のことを指す。
特に2セクタ構成の板ピコにおいて、(X)-12,(X+1)-1というようにeNBを跨った付番となること。
例えば、375448-12/375449-1などのようになる。
https://twitter.com/JS2HGW/status/1548114027649601537
大量屋内局において、GPS息継ぎ法では歯が立たない地下鉄などのMLS回収時に「Fake GPS location」アプリで
偽装した位置情報を与えることで強引に記録をさせるというやり方。
どんな場所でも記録できるが、与える位置を少しずつずらさないと同一の位置にマーカー位置が被ってしまう諸刃の剣。
地下鉄で移動しながら使用する場合は、記録したい時点だけピンポイントで有効にしておき移動時は使用しないことが望ましい。
不用意に使用すると変な情報が記録されて混乱の元となるため、上級者以外はあまり使用しないほうが良い。
なお、CellMapperについてはGPS信号の信頼性を精査するためかこの方法は効かない。
「Group Unit Center」の略称。
NTT局舎ビル(収容局)のことを主に他社が指していう語。
楽天モバイルでは全国約4,000箇所のGC局に仮想化のためのエッジサーバが設置されている。
Tower Collector でMLSデータを収集する際に、GPS信号をロストしても3分間程度は記録されることを利用して、
一旦外に出てGPS信号を拾ってから地下街や奥まった場所の屋内局・協会局を収集する方法。
これでも難しい場合にはFake GPS法を使用するしかない。
読み方:エイチティーネット
北陸通信ネットワークの略称。北陸電力系の電力系通信事業者。
富山県、石川県、福井県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は青色で、スパイラルハンガーを使用しているため遠目からでも識別できる。
eNB系統は所在地に関わらず石川県(52xxxx)になる。
読み方:ホットネット
北海道総合通信網の略称。北海道電力系の電力系通信事業者。
北海道での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は黒色で、緑色の共架札が基地局脇のドロップケーブルに付いている。
ラッシングロッドを使用しているため、遠目からでも識別できる。
eNB系統は所在地のまま変わらない。
読み方:ジェイタワー
携帯キャリア各社の屋内通信設備を共用化する事業をしている会社。最近では屋外の共用基地局展開もみられる。
筆頭株主はNTTで21%強を保有しており、最近ではNTTドコモの鉄塔6,000基をJTOWERに売却したことが話題となった。
協会局と同じく、TACやオフセットはマクロセルと同じ扱い。
目視できる案件では天井付近に逆凸形のアンテナが設置されていることが多い。
公式サイトの導入事例で新しいものは楽天が入っている可能性が高いため、一度は訪問しておきたい。
JTOWER 導入事例 屋内インフラシェアリング(国内)
https://www.jtower.co.jp/cases/cases_cat/indoor/
JTOWERインフラシェアリング・ソリューションの概要
https://www.jtower.co.jp/2016/300/ の図参照
「Local Cell Identifier」の略称。
ECI の下位8ビットであり、ECIを256で割った余りの値がLCIDとなる。
楽天モバイルでは、LCIDの範囲は以下のように決まっている。
マクロセル:1-12
Casa:1-24
屋内局:1-48
ピコセル:1-12
移動局:1
「Mobile Country Code」の略称。
電気通信事業者を識別するために使用される3桁のコードで日本国内では440または441が割り当てられている。
「Mozilla Location Service」の略称。Tower Collector でデータを収集できる。
セルセンターマップ では、MLS情報をプロットして基地局位置推定に役立てている。
「Mobile Network Code」の略称。
電気通信事業者を識別するために使用される2桁のコードで楽天モバイルには11が割り当てられている。
MCCとMNCの組み合わせから通信キャリアを特定できる。
440-10:NTTドコモ
440-11:楽天モバイル
440-20:ソフトバンク
440-50:KDDI
440-53:KDDI パートナー回線
「Physical Cell ID」の略称。
0-503の504通りのセル固有のIDだが、使いまわしているため遠隔地での重複はある。
本来はハンドオーバーがうまくいかなくなるため近接セクタで重複がないようにすべきものだが、屋内局で設定ミスがみられる。
基地局種別ごとにある程度の付番範囲は原則決まっているが、最近は例外も増えてきている。
マクロセル:0-389
Casa:492-503
屋内局:404-479
ピコセル:480-491
移動局:480-491
「Power Nets Japan」の略称でPNJグループとも呼ばれ、電力系通信事業者の総称。
現在はHOTnet、TOHKnet、CTC、HTNet、オプテージ、エネコム、STNet、QTnet、OTNetの9社で構成されている。
パワードコムは現在はKDDIに吸収され消滅。
読み方:キューティーネット
九州電力の電力系通信事業者。旧:九州通信ネットワーク。
大分県、長崎県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は白色だが、ドロップケーブルは必ずしも白色とは限らない。
eNB系統は所在地に関わらず福岡県(75xxxx)になる。
「Remote Radio Head」の略称。キャリアによってはRRU(Remote Radio Unit)とも呼ばれるがほぼ同義。
基地局を構成する装置の1つで無線信号の送受信処理を行う無線機器。
高周波を扱う送受信部のみを独立したユニットとしてアンテナの直下に設置することで、
同軸ケーブルによる伝送損失を抑えることができ、増幅器の出力を抑え低消費電力化につながる。
楽天モバイルでは第1~3世代アンテナともRRHがアンテナと一体(内蔵)型となっているためより損失が少ない。
出典:WiMAX 向け Remote Radio Head の開発
https://sumitomoelectric.com/jp/sites/japan/files/2021-07/download_documents/sei10634.pdf
「Reference Signal Received Power」の略称。
簡略化すると基地局から受信する電波の強さを示す指標で単位はdBm。数値が0に近いほど強い。
電測では概ね-50dBm~-130dBmくらいの範囲が観測される。-60dBmであれば基地局がほぼ目の前にある。
電波の届きやすさが市街地か郊外かによって大きく左右されるため、TAと違ってRSRPと基地局までの距離は必ずしも比例しない。
大まかな目安として-60~-70dBm:非常に強い、-70~-90dBm:強い、-90~-110dBm:普通、-110~-120dBm:弱い:-120dBm~非常に弱い(実用不可)となる。
「Reference Signal Received Quality」の略称。
簡略化すると電波の品質を表す指標で単位はdBm。数値が0に近いほど品質が良い。
近隣のセクタ同士の影響やノイズ、セクタ内で通信する端末が増加すると電波が混雑して干渉するため、品質が低下する。
そのため、電波は強いのに速度が出ない場合はRSRQ値を悪化が考えられる。
通常は1桁が普通であり、これが混雑してくると13~15dBm程度まで上昇する。
読み方:エスティネット
四国電力の電力系通信事業者。旧:四電情報ネットワークサービス。
香川県、徳島県、愛媛県、高知県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は緑色で、緑色の「STNet光ケーブル」共架札が基地局脇のドロップケーブルに付いている。
スパイラルハンガーを使用しているため、遠目からでも識別できる。
eNB系統は所在地のまま変わらない。
「Timing Advance」の略称。
LTEで基地局との上り通信を同期するために、基地局と端末の距離を示す数値。これを応用すると基地局位置推定がしやすくなる。
仕様書上は1TA=78mと定義されておりGalaxy系端末ではその通りの数値となるが、多くの端末では往復分の1TA=156mの数値が表示される。
そのため、TA値から距離の計算時には計測した端末が何かの注意が必要となる。
取り付けられているアンテナの世代によって基地局すぐ側まで接近した際の最小TAは異なる。
最小TA一覧(※括弧内はGalaxy系)
第1/3世代アンテナ:0
第2世代アンテナ:22(44) ※最近では0
パラボラアンテナ:0
協会局:70~120(140~240)幅が大きい
JTOWER局:29(58)
移動局:3(8)
衛星エントランス:3-4(7-8)
レピーター局:5-8(10-15)~
「Tracking Area Code」の略称。基地局設置場所のエリアコード。
eNBと違って越境することもなく都道府県単位では概ね正確に区切られているため、基地局の所在地推測の参考になる。
楽天モバイルでは通常、1024×n+1~6 の値が使用されている。
※n=都道府県コード(ただし、14:神奈川県以降は+1)
その他に三大都市圏の人口密集地では特殊コードが使用されており、対象エリアの境目は若干不正確。
詳細についてはTACを参照のこと。
時々付番ミスがあるため、しれっと訂正されていることがある。
CasaのTACはまったく別系統となっており、都道府県別に64xxxx前後の値が使用される。
読み方:トークネット
東北インテリジェント通信。東北電力系の電力系通信事業者。
青森県、秋田県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は白色で、共架札は特になし。
eNB系統は所在地のまま変わらない。
読み方:タワーコレクター
MLS データ収集のために使用するアプリ。
詳細については、Tower Collector 説明ページ を参照のこと。
収集したMLSはセルセンターマップにプロットされて可視化できる。
これを利用することでeNB-LCID管理表を埋めることができる。
電波の届くエリアの中心の座標を記録するだけなので、プライバシー面でも勧めやすい。
楽天電測・CellMapper と並んで電測職人にとっての三種の神器のひとつ。
読み方:ゼットティヴィ
三重県、滋賀県、和歌山県をエリアとするケーブルテレビ局。
滋賀県、和歌山県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は赤色または黄色で共架札はクロージャ両脇についている。
赤色と黄色の使い分けは現時点では判明していない。
eNB系統は所在地に関わらず大阪府(44xxxx)になる。
コン柱基地局の上端に取り付けるアンテナを取り付けるためのポールのこと。
通常は東神電気製RTPP0101-1Kという独自製品が使用されている。
板状のピコセルの意。通常のピコセルが円柱形に対して板状であるスモールセルの一種。
Airspan Networks製のAirSpeed 1032(出力:5W)で電柱に添架されている。
正面中央に楽天マークが表示されているため判別はしやすい。
原則的には都市部の繁華街などトラフィックが多い地域で使用されているが、最近では郊外でも散見される。
eNB系統やオフセットはピコセルに準ずる。
1箇所で裏表の2枚1組で構成されているものは1組1免許にて通常局免許に含まれている。
通常の設置場所が一定の固定局に対して、移動することのできる基地局をいうが、
無線局の種類としての移動局ではなく電測関係においての基地局種別としての用語。
主に車載型基地局(移動基地局車)と可搬型基地局の2種類が確認されている。
eNB系統は7桁で101xxxx~(0xF8000~)で特殊なため判別しやすい。
TACは63488、LCIDは1のみ使用されている。
1015809~と1018000~の2系統が確認されているが、どちらかが車載型基地局、可搬型基地局と分かれているわけではない。
車載型基地局は2-3セクタでセクタ毎にeNBが異なり、可搬型基地局はオムニアンテナで1セクタになっている。
エントランス回線として人工衛星を用いた衛星回線を使用する基地局。
本来の用語ではないが、基地局種別という意味の文脈においては衛星局と称するものはこれ。
光回線が引けなく、レピーター局や無線エントランスも使用できない場合に使用される。
衛星との見通しが確保できる視界があれば設置可能なため、主に過疎地の郊外で展開される。
大きなパラボラアンテナが付いているため見分けやすい。
アンテナは初期型アンテナ、4セクタ指向性アンテナ、オムニアンテナが確認されている。
基地局設備はミニマクロで AirHarmony 4000 の搭載で区別できる。
LCIDは必ず-1で、AirHarmony 4000の台数分だけ異なるeNBが連続して付番されている。
TACはマクロセルと同じで、オフセット+4600~4900。
共同整備局についても衛星エントランスのものは上記に準ずる付番となる。
特殊回線でもないのに基地局の所在地ではなく隣接県のeNBが使用されている領域のこと。
越境eNBではすべて同一県かつ近い地域同士で密集して配置されることが多い。
越境eNB内には特殊回線が入り込むことはない。
楽天モバイル公式のサービスエリアマップのこと。通称詐欺マップ。
エリア内ベタ塗りなのに圏外だったり、建物や樹木の影響を考慮していないのではないかと思われる。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/
エリアマップの予定エリアがしれっと抹消エリアになっていることが多々あるために証拠を残しておくこと。
具体的にはエリアマップ表示領域のサイズを無理やり拡大して、巨大画像ファイルとして保存しておく。
エネルギア・コミュニケーションズの略称。中国電力系の電力系通信事業者。
岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は黒色で、黄色の「エネコム」共架札が基地局脇に付いている。
eNB系統は所在地に関わらず広島県(60xxxx)になる。
広義の屋内局のうち、個人宅や小規模店舗向けのCasaと異なり商業施設等で使用されているものを指す。
公式の呼称で「Enterprise Small Cell」とされていることからあえて区別したい場合に使用する。
詳細については屋内局を参照のこと。
基地局と収容局を接続している回線のこと。
概ね次の優先度で利用されることが多い。
1. NTT加入光ファイバ(ビジネスイーサワイド含む)
2. 電力系通信事業者
3. フレキシブルファイバ
4. レピーター局
5. 無線エントランス
6. 衛星エントランス
マクロセルのうち、建物屋上に設置されている基地局を総称していう。
具体的には、ビル、マンション、アパート、店舗、工場、学校、施設などの屋上に設置されているもの。
反対語はコン柱基地局。
奥まった施設内や地下街など、外部から電波が届きづらい場所の構内に設置する基地局のこと。
楽天モバイルでは、エンタープライズスモールセル Sercomm JSER0011 が使用されており最大出力125mW。
外観は個人宅向けCasaとは異なり、白色と黒色のものが確認されている。
付番の特徴としては1階に近いところからLCIDが割り当てられていることが多い。
TACはマクロセルと同じで、オフセット+10000。
1施設1免許にて通常局免許に含まれている。
楽天モバイルではeNBを0x03FFFでビットマスク(下位14ビット)したものを10進数で表現したもの。
基準eNBをベースに表現され、大まかに4種類の基地局種別ごとのオフセットが決まっている。
詳細についてはオフセットを参照のこと。
関西電力系の電力系通信事業者。旧:ケイ・オプティコム。
滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は幹線系統が緑色、枝線系統が橙色で共架札は「OPTAGE」「K-OPT」がクロージャ脇に付いている。
eNB系統は所在地に関わらず大阪府(44xxxx)になる。
楽天が社内管理用として基地局ごとに割り当てている番号のこと。
詳細な付番規則については基地局IDを参考のこと。
基地局工事の段階から表示がされている場合がある。
ただ完成した基地局については表示されている割合はごく僅かである。
コン柱基地局の場合には下部に表示板が取り付けてあったり、分電盤の右下にシールが貼ってある場合がある。
遠方や天候の関係で実地調査がしづらい場所の基地局場所推測を行うこと。
または、新規追加された予定エリアの形状を元に基地局の場所を推測すること。
具体的には、ストリートビューやYoutubeの車載動画、鉄道・バス路線の前面展望動画などを駆使する。
楽天モバイルではeNBを0xFC000でビットマスク(上位6ビット)したものを10進数で表現したもの。
都道府県別に分かれており、これを基準としてeNBが付番されている。
都道府県 | 16進eNB | 基準eNB |
北海道 | 0x4000 | 16384 |
岐阜県 | 0x6400 | 409600 |
移動局 | 0xF800 | 1015808 |
読み方:きゃっぷしきつぎちゅう
楽天モバイルのコン柱基地局でメインに使用されている電柱。
上下分割式となっているため、狭隘地区への運搬性が高く従来のフランジ式継柱より施工時間短縮のメリットがある。
実際の製品は日本コンクリート工業製の「キャップオンポール」ではないかと思われる。
https://www.ncic.co.jp/about/project/04_cop.html
最近では20m前後仕様の3分割式のものも確認されており、こちらは九州高圧コンクリート工業製と思われる。
読み方:きょうが
電柱に電柱所有者以外の電力・通信線を使用料を払って架設すること。
電力会社ごとに共架位置が決まっており、概ね上段が電力系、中段が通信事業者、下段がNTTとなっている。
共架した事業者が識別できるようにスパイラルスリーブやケーブル防護チューブは事業者ごとに異なる色を使用している。
コン柱基地局と違って屋上局では基地局に引き込まれている光回線の種別が容易に判定できない。
そこで外壁に新設された電線管に繋がる光回線や、ストリートビューの過去比較によって新設の光回線を特定して特殊回線の判定をすること。
共架している通信線を識別するために付いているプレートのこと。共架標識ともいう。
中国電力管内のように共架標識ルールが決まっていることもある。
http://www.d-sapo-c.co.jp/pdf/bougokan_jirei.pdf#page=19
公益社団法人移動通信基盤整備協会の設置している基地局のこと。
トンネル、地下鉄、地下街、鉄道、医療施設など公共性が高い施設の電波遮へい対策のために共同で基地局を設置している。
協会局のTACやオフセットはマクロセルと同じ扱いだが、最小TAは2~3桁の大きな値になる。帯域幅は5MHzで区別できる。
屋外にあるアンテナの外観は通常の楽天のものと異なり、日本電業工作製のCD-6101というかまぼこ型のアンテナがみられる。
屋内には天井付近に白い円形で逆凸型の埋め込みアンテナが設置されており、直下のRSRPは-60dBm前後。
eNB-LCID管理表では、兄弟局が含まれるeNBは最大4基地局にならないため注意が必要。
同一のeNBを構成している基地局同士のこと。
初期計画エリアでは兄弟局は同一地域になることが多かったが、初期計画にない局は開局順に振られるため地域的な連続性はない。
総務省の補助金により楽天モバイルとKDDIが過疎地での共同整備を予定している基地局のこと。
主に既存キャリアが圏外の地域に向けた地方の過疎地を中心に整備され始めている。
総務省の携帯電話等エリア整備事業によると、複数事業者が共同で参画した場合には国2/3、都道府県2/15、市町村1/5と手厚い補助がある。
基地局は衛星エントランスのものとそうでないもの両方が確認されている。
基地局設備はミニマクロで AirHarmony 4000 で区別でき、アンテナやエントランス回線はKDDI設備と共用になっている。
今後他の設備を利用する事例が出てくるかもしれないため、単一バンドなのにRRHが複数種類あるかどうかで見分けるのが良さそう。
アンテナはオムニアンテナが主で形状も様々となっており、一見遠目ではわからない。
両面に付けられる縦型ラックが中央にあり片面は楽天、もう片面はau側設備が取り付けられている。
周囲には2m×4m程度の侵入防止フェンスが設置されている。
アンテナ共用のため、コン柱下部にある日本電業工作製の「0.7-2.7GHz帯屋外用ハイブリッド」共用器でそれぞれのRRHからの信号を合成している。
これが設置されている基地局は、楽天側の設備が後付けで設置されるかもしれない。
auエリアマップの1.7GHzエリアのうち、明らかな過疎地にあるものはその可能性が高い。
そのうち、LCID:-61という特殊なものが共同整備局になりそうという仮説があり要検証。
基地局のオフセットは共同整備局か否かでは区分されず、ミニマクロか衛星エントランスかによる。
現状ではau側の設備が先行して設置されており、楽天側設備は付いていても開局していないものが多い。
スマホ「圏外」23年度に解消、過疎地に基地局計画
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44140310U9A420C1EE8000/
複数の周波数の入出力を1本のアンテナに接続するために使用する装置のことで、デュプレクサともいう。
基本的にはインフラシェアリング用基地局でアンテナ装置が共用されているものには必ず使用されている。
共同整備局のコン柱下部に取り付けられている装置もこれである。
単純な混合器・分波器とは異なり、感度抑圧・相互変調などによる妨害が生じないように考慮されている。
BPF(バンドパスフィルター)やBEF(バンドエリミネーションフィルタ)を送受信の周波数に応じて組み合わせて構成される。
機能的にはほぼ同じであっても1本のアンテナから複数の受信装置に接続する場合は分波器、
複数の送信装置を1本のアンテナに接続する場合は合成器と呼ぶことが多いようである。
参考:周波数共用器(携帯電話基地局用) - 株式会社多摩川電子
https://www.tmele.jp/case/77/
フィルタ・空中線共用器標準品について - アンテナ技研株式会社
https://www.antenna-giken.co.jp/product/standard/pdf/filter/setsu_filter.pdf
電柱に共架してある光ケーブルを分岐するために設置してある箱のこと。通常は架空光クロージャのことをいう。
ケーブル心線からクロージャで分岐をしてドロップケーブルを基地局まで引き込んでいる。
何らかの景観に配慮されている仕様のこと。ほとんどの場合は茶色のコン柱のことを指す。
景観条例に基づいているものもあれば、国定公園や県立自然公園内、または地権者の要望でそうなっていることがある。
多く見かけるものはコン柱とアンテナポールだけが茶色だが、まれに分電盤や光接続箱が茶色のものもある。
また、バッテリーに目隠しカバーが装着されていることもある。
地方自治体が独自に制定している良好な景観を保全するための条例。
条例に定める景観地区等において建築物や工作物の新設や開発行為を行おうとする場合に制限がかかる。
地域によって規制の厳しさが違っており、基地局の建設についても影響を及ぼすものがある。
詳細な規定については各地域のガイドラインに規定されていることが多い。
例えば豊田市では基地局の色彩が規定されていたり、安曇野市では10m超の工作物設置には公聴会・説明会が必要など様々である。
愛知県豊田市 携帯電話基地局設置に関する景観形成ガイドライン
https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/551/r0304/01.pdf
安曇野市土地利用ガイドライン
https://www.city.azumino.nagano.jp/uploaded/attachment/22300.pdf
ドロップケーブルの保護と識別のために引留箇所周辺で配線に巻きつけておくもの。
スパイラルスリーブとの違いは、「の」の字形状となっており途中でスリットが斜めに入っていないこと。
読み方:けんちゅうしゃ
クレーンの先端に掘削スクリューが付いた作業車で、穴を掘り柱を建てることができる。正式には穴掘建柱車という。
コン柱基地局のうち、キャップ式継柱、フランジ式継柱を設置する際に用いる。
収容局のスペースと電源を借用して通信機器を設置すること。
楽天モバイルの場合、基地局仮想化のためにGC局をコロケーションしてエッジサーバを設置している。
電灯線・光回線とも接続されているのにまったく開局しない地域があるのは概ねこれの遅れが原因とみられる。
すべての局舎がコロケーションできるわけではなく、ランクD(空きなし)ビルや郊外のRT-BOXなどスペース・電源容量の関係で借用不可もある。
近鉄ケーブルネットワーク (KCN) の子会社として設立された奈良県のケーブルテレビ会社。
奈良県での楽天基地局のエントランス回線の利用例がある。
ケーブル共架色は黒色で共架札は基地局側のドロップケーブルについている。
eNB系統はしっぽ借りのためか所在地のまま奈良県(49xxxx)になる。
読み方:こんちゅう
マクロセルで、屋上局に対して柱上基地局に対する総称。コンクリート柱の略。
また、特にアンテナの付いていない基地局を指すこともある。
コン柱のバリエーションには以下がある。
・キャップ式継柱
・フランジ式継柱
・パンザマスト
そのeNB系統(都道府県)で観測されている最も後発のeNBのこと。
基地局から途中の電柱までを他事業者回線で接続し、電柱から収容局までをNTT回線で接続すること。柱上渡しともいう。
この場合はeNB系統は所在地のものとなる(例:こまどりケーブル)
ミニマクロのうち、第1~3世代でもないアンテナが使用されている基地局のこと。
RRHが分離して別付けになっている分薄っぺらくスッキリしており、下部に4ポートのコネクタがあることが特徴的である。
特に初期からあったわけではないが便宜上それが通称になっている。
離島や千葉県の丘陵地で使用されていることから受風面積が小さく、強風対策ではないかと考えられる。
通常のマクロセル的な用途だけでなく、衛星エントランスでも利用例がある。
どこの事業者の特殊回線か判定できない場合に、スパイラルスリーブや共架札を光学ズームで拡大すること。
目視ではわからない文字列やロゴマークが記載されていることがあり判定に役立つ。
開局済みの基地局の電波が出ていないこと。実際は単なる停波。
新規開局したはずなのに一定期間その局の電波が止まっていることがある。
周囲の局との干渉調整など諸説あるが実際のところは不明。
一回も予定エリアに載らないでいきなり開局していること。
予定エリアがいきなり抹消エリアになったりすることを考えると特段驚かない。
光回線の保護と識別のために引留箇所周辺で配線に巻きつけておくもの。
よく見かけるDKS刻印のある電研社製内径6mmのものは35mmピッチになっている。
通信事業者ごとに色は決まっている。
メッセンジャーワイヤーとともに使用するらせん状の吊架具。
ラッシングロッドとの違いはケーブルと密着しておらず後からの条数追加がしやすい。
HTNet、エネコム、STNet回線で使用されている。
出典:「公益事業者の電柱・管路等使用に関するガイドライン」の改正
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai11/s6.pdf
マクロセルで変則セクタではない基地局のこと。
LCIDの組み合わせが 1,2,3/4,5,6/7,8,9/10,11,12 のいずれかのもののことをいう。
CellMapper で位置固定しても問題はないが、2セクタの場合はあとに続く基地局が
変則セクタの可能性がある場合は固定してはいけない。
商用電源の交流を基地局装置用に直流(DC)48Vに変換する装置。
バッテリーと形状がよく似ていてやや薄く、大概バッテリー右端に設置されている。
マクロセルで1箇所の基地局に設置されているアンテナ数のこと。
屋上局で分散配置されていている場合でも合計でカウントする。
通常はほとんど3セクタだが、山間部や沿岸部では2セクタ局が多用されることがある。
Tower Collector で収集したMLSデータを地図上にプロットしたもの。
一瞬でも掴んだ基地局がプロットされるため、未知局の新規発見に貢献しやすい。
詳細な説明についてはこちらを参照のこと。
https://cellmap.rukihena.com/mls44011_help.html
1つの施設に屋内局が概ね10個以上設置されていること。
LCIDのレンジは階層ごとに連続しており、1施設で48個以上設置されている場合にはeNBを跨ることもある。
電測する際には拾ったLCIDを記録しながら行動しないとMLSデータの取りこぼしの可能性がある。
地下などGPS信号が届きにくい場所では、GPS息継ぎ法やFake GPS法を活用したい。
マイマップに登録する際は、「XXXXXX-A~B」のレンジ定義で登録すると表記を簡略化できる。
楽天電測、eNB-LCID管理表ともにレンジ定義に対応している。
本来RIUが取り付けられる位置に暫定的に付けられる箱のこと。
2021年12月に急激にアンテナ不足が解消されたが、アンテナは付けたはいいもののRIUが不足しているようで
取り付けまでの間に同軸ケーブル類を保護しておくために使用されているらしい。
光接続箱(色違い含む)を流用する例と、少し大きめの白い箱を利用する例が確認されている。
Tower Collector の略称。タワレコみたい。
電気容量が4,800Ah・セル以上の設備は消防関係の省令により規制対象となっている。
電力量に換算するとリチウムイオン蓄電池では電圧3.7Vを掛けて17.76kWh以上が対象となる。
基地局に多く使用されているバッテリーは1個2.4kWhのため、8個以上が規制対象となる。
具体的には市町村の火災予防条例などによって定められており、「蓄電池設備」表示や消火器設置が必要な場合がある。
参考:蓄電池設備の規制
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/kento164_05_shiryo1-4.pdf
参考:消防関係法令による蓄電池設備の規制体系
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/kento164_07_sankou1-2.pdf
アンテナの指向方向の垂直方向の傾きのことをいい、水平から下へ傾いている角度を「チルト角」という。
通常は弱め下向きのチルト角になっていることが一般的だが、高台から下を狙う場合は強め、
低いところから高台を狙う場合は上向き(マイナス方向)になっている場合もある。
無線局免許状のうち、フェムトセル基地局でないものの免許数。マクロ局免許とも。
マクロセル、ピコセル、屋内局の合計。
Casaとフェムトセル扱い屋内局は含まない。
協会局については通常局免許に含まれるか現時点では未確定。
読み方:でんちゅうちょうぶあんてな
電柱の一番上にアンテナを取り付けた基地局のこと。
現在のところは東京電力管内だけと思われる。
アンテナ以外の機材は腕金に添架する形での設置が見受けられる。
参考:電柱頂部アンテナ取付方式による無線基地局等の電柱頂部利用技術基準
https://www.ttplan.co.jp/common/pdf/electric/keiyaku/keiyaku_gijutsu1-3.pdf
電力線という言い方もあるが、正確には単相3線のため電灯線が正しい。
電気供給のための配電線であり、通常は単相3線式で引き込まれている。
一般的には光回線より先に接続されるパターンが多いが、必ずしもそうではない。
いわゆる電力メーターで引き込まれた電灯線がここに接続される。
コン柱には縦長でベージュ色の台座が取り付けられた箇所に設置される。
NTT以外のエントランス回線の基地局のこと。
回線色が黒色でなかったり、共架札が付いているなど見れば識別できる特徴がある。
東海、近畿、中国、九州地方ではeNB系統が所在地のものにならない。
個別の詳細は特殊回線紹介ページも参考のこと。
他心の架空幹線からクロージャ内で分岐して基地局に引き込む部分に使用される光ファイバーケーブル。
少心で曲げ半径が小さく引き回しがしやすい構造になっている。
開局済みの基地局が廃止になること。
地権者の事情などによりすでに開局した基地局が廃止して撤去されることがある。
その際に近隣に代替基地局を開局させてから廃局することがあり、異様に近い間隔で基地局が建てられた場合が廃局予定の可能性がある。
なお廃局になると実際に免許数が減少する。
停電に備えて基地局に設置されている蓄電池。
基本的な基地局では2個単位で設置されている。
構成の詳細についてはバッテリー参照のこと。
通常は2個(5G局は4個)付いているバッテリーが8個以上付いている基地局のこと。バッテリー増し増しとも。
都道府県庁及び市町村役場をカバーする基地局は24時間の予備電源確保が義務化されているため。
大概の場合は柵で囲まれており、蓄電池設備プレートと消火器が備わっている。
敷地がない場合には縦型に連ねてバッテリーが装備されている場合もある。
参考:通信設備の予備電源に係る制度見直しの方向性(案)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000665002.pdf#page=16
凹型の放物面を反射器に持つアンテナのこと。
一方向への指向性が鋭く、利得が非常に高い。
楽天モバイルでは富士山対策や高速道路対策でまれに使用されている。
キャップ式継柱の搬入不能な路地裏などに使用されているポール。
多数に分割可能で軽量であるため、建柱車の入れない場所でも施工できる
高張力鋼板でできているため正確にはコン柱ではない。
日鉄建材の商標で「パンザーマスト」という商品名で販売されている。
端末の接続バンドを「Band 3」で固定してパートナー回線に切り替わらないようにして電測すること。
パートナー回線の方が強すぎる箇所でも楽天回線の電波だけを掴みにいくことができる。
ただし、山岳地帯や沿岸部では本来掴まない基地局の電波を記録してしまい、本来とかけ離れた場所に記録されてしまう恐れがある。
バンド固定で電測する場合には、そのような場所では記録を止めておくことが望ましい。
コン柱の中央部に付いている光回線を引き込むための灰色の小さい箱のこと。
未来工業製ウオルボックスWB-12AGが使用されている。
マクロセルを補完する目的で住宅街などに設置されているスモールセルの一種。
楽天モバイルでは、円柱形でAirspan Networks製のAirSpeed 1050(出力:2.5W)で電柱に添架されている。
基本的によく見かける円柱形の形状のものを特にバケツピコともいい、板状のものは板ピコと呼ばれる。
免許は通常局免許に含まれる。
エリア補完目的だけでなく、港湾地区でマクロセルでは海側に飛びすぎてしまう場合にも用いられる。
大阪府ではオプテージ回線のピコセル事例もある。
TACはマクロセルと同じで、オフセット+15000。
NTT東西の提供する広域イーサネット回線。BEWと略す。
フレッツ未提供エリアでもBEWは提供している場合があるが、料金は帯域に応じて高額となる。
NTT西日本エリアでは局舎単位の提供エリア検索ができる。
https://www.ntt-west.co.jp/business/solution/wide/area/
eNB-LCID管理表のオフセットごとの先頭付番eNBのこと。
例えば、岐阜県の基準eNBは409600のため、マクロセルは+1の409601、Casaは+5000の414600、屋内局は+10000の419600、ピコセルは+15000に424600がそれとなる。
電測が進めばすべてのeNB系統は付番が1から始まるはずだが、千葉県、神奈川県、埼玉県、愛知県、大阪府は明らかに飛んでいる。
正式サービス前の試験運用段階で利用していたものは再利用していないのかもしれない。
楽天モバイルでは、屋内局の出力を最大50mWで運用しているもの。
エンタープライズスモールセルの出力は1~125mWだが、100mWを超えるとフェムトセル扱いとならず
免許申請が煩雑になるためかとりあえずCasaと同じ出力50mWに抑えて運用している事例がみられる。
この場合はTACはCasaと同じ64xxxx、オフセット+5000となる。免許はフェムトセル扱い。
途中から出力が上がって屋内局に昇格する場合があり、その場合はTAC,eNB-LCIDが変更となり通常局免許に切り替わる。
参考:https://twitter.com/miyakawa11/status/190434328185024512
eNB-LCID管理表で使用しないことが確定したセクタのこと。
不使用登録をするとグレーアウト表示にすることができる。
協会局が含まれるセクタは最大4基地局になるとは限らないため不使用セクタ登録は控えること。
1-2セクタ局の後を詰めないeNBで、埋まらない領域(例:409638-6/409639-12)
1-2セクタの後を詰めるeNBで、残りが何セクタでも埋まらない領域(例:409678-11,12/409697-9,10,11,12)
読み方:ふらんじしきつぎちゅう
キャップ式継柱では15mの製品しか存在しないため、郊外用に20mタイプのコン柱が展開され始めている。
上柱と下柱それぞれ10mずつの分割式となっており、中央部のフランジの縁をボルト・ナットで固定する。
アンテナポールも通常より大型のものが使用されている。
参考:https://twitter.com/JS2HGW/status/1457238192084553728
山間部などNTT加入者ファイバのエリア外に、新たに設備構築をして既存設備と組み合わせて提供される形態の回線のこと。
フレッツのエリア外でもNTT回線の光ファイバを敷設可能だが、個別設備区間(新設区間)は個別見積のため高コストになると思われる。
コン柱基地局のバッテリーの上に付いている白色で横長の箱のこと。
公式の呼び方では分電盤(附帯BOX)となっているが、「機器箱①」というシールが貼られた基地局もある。
https://twitter.com/Rakuten_Mobile/status/1412334584772005897
マクロセルで正規セクタではない基地局のこと。
通常のLCIDは 1,2,3/4,5,6/7,8,9/10,11,12 という組み合わせだが、途中に2セクタ局が入ることにより
1,2,3/4,5/6,7,8/9,10,11 というように3の倍数(3/6/9)のあとを跨ぐ組み合わせの基地局のことをいう。
このような基地局は CellMapper が正常に認識しないため位置固定してはいけない。
参考:CellMapper 変則セクタ位置固定禁止
よく屋外で見かける一般的な基地局のこと。マクロ局ともいう。出力は40W/5MHz。
通常は2-3セクタだが、まれに1セクタ基地局も存在する。
第1世代、第2世代、第3世代の3種類のアンテナが存在する。
LCIDは方角は個別には異なるが、通常は北:1、南東:2、南西:3のように時計回りに配置されている。
オフセット+0
RRH に Airspan AirHarmony 4000 が使用されている基地局こと。
空中線電力:0.002~20Wと通常のマクロセルが最大40Wに対して出力が小さい。
楽天公式にはマクロセルではなくミニマクロ扱いとなっており、干渉対策としてのピコセル以上マクロセル未満の使用法の他に
初期型アンテナを組み合わせて離島や千葉県での強風対策とした利用例がある。
衛星エントランスや共同整備局には必ずこれが使用されているのはエントランス回線事情ではないかと考えられる。
AirHarmony 4000はアンテナ1セクタにつき1台設置されている。
内包関係としては、初期型アンテナ・共同整備局・衛星エントランスはミニマクロといえる。
オフセット+4000/+4500の2種類が観測されているが、使い分けは現時点では不明。
衛星エントランスについては別オフセットになっている。
+4000 | 父島、似島、共同整備局(埼玉県) |
+4500 | 東京都、千葉県(千葉市等)、新潟県(刈羽村、柏崎市)、静岡県(静岡市葵区) |
+4800 +4900 | 衛星エントランス |
エリアマップで一旦予定エリアに載ったにも関わらず、後日更新で消えていること。
さらに次回更新で復活したとしても再度抹消されてしまうこともある。
電波法に基づき無線局にはそれぞれ免許状が交付される。
総務省の無線局等情報検索サイトで氷解されている。
概ね2週間遅れで免許数の情報が更新される。
基本的には開局が先行する形だが、地域によっては免許が先行してから開局の場合もある。
4G局は包括免許のため、市区町村別の免許数のみ公開される。
Casaを含むフェムトセル基地局数は別に公開されている。
5G局は個別免許のため、ミリ波/Sub6それぞれ1局ごとに免許が表示される。
免許が出てからも1-2ヶ月遅れで5Gアンテナが設置されるパターンが多い。
https://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=1
楽天基地局発見のための小平さん開発の非公式アプリ。
TAを地図上にプロットすることにより、未知局の発見にとても役立つ電測職人に必須アプリ。
マイマップを紐付けることで既知局と通信時はその局名を表示し、未知局の場合だけ深追いすることが可能。
https://cellmap.rukihena.com/SearchRktnCell/
ケーブルをメッセンジャーワイヤーとともに一束化するために使用するもの。
スパイラルハンガーとの違いは巻きつけて固定することが特徴。
HOTnet回線で使用されている。一見すると電灯線より太く見えるため遠目で区別できる。
出典:「公益事業者の電柱・管路等使用に関するガイドライン」の改正
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai11/s6.pdf
既存の基地局の電波の届くエリア内にその電波を増幅する基地局を設置してカバレッジを拡げる方法。
光回線を引けないエリアでも基地局を設置できるが、既存局の電波が十分に届くことが条件となる。
受信用のドナーアンテナは正方形の平面アンテナが使用されることが多い。
既存局に干渉しないよう出力される電波はそこまで強くはない。
無線局免許状は陸上移動中継局扱いとなる。
レピーター局の最小TAは装置自体の5-8(10-15)にドナー局(親局)からの距離に応じて加算されるため異なる。
コン柱→昆虫からの連想で、アンテナの付いていない基地局をいう