#author("2024-03-19T22:11:01+09:00","default:JS2HGW","JS2HGW")
#author("2024-03-19T22:11:18+09:00","default:JS2HGW","JS2HGW")
*PCI固定 [#PCI_lock]
NeighborでPCIは特定できているが、近隣のマクロ局が強すぎてどうやっても拾えない基地局のMLS回収に利用します。

**MediaTek端末法 [#mediatek]

***準備 [#prep]
-MediaTek製SoC搭載Android端末
--root化不要
--デフォルト電話アプリ「*#*#3646633#*#*」で Engineer Mode が塞がれていないこと
-%%契約中楽天回線SIM%% 機種によってはSIMなしでも動作
--%%現状試した限りでは、他社SIM・SIMなし電測は設定画面で固まる%%
-アプリ
--[[MTK Engineering Mode>https://play.google.com/store/apps/details?id=com.themonsterit.EngineerStarter&hl=ja]]
--[[NetMonster>https://play.google.com/store/apps/details?id=cz.mroczis.netmonster]]
--[[Network Cell Info Lite & Wifi>https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wilysis.cellinfolite&hl=ja&gl=jp]] 
など、Neighbor 一覧が確認できるアプリ
-Band 3 で固定
--パートナー回線が紛れ込んで目的のセクタが埋もれるので、他のバンドを掴まないようにしておきます
-掴みたい基地局(PCI)が安定的に表示される場所に居る
--PCIが判明していて、他と重複していないこと
--基地局直下である必要性はないが、アップリンクが確立できる程度のRSRPがあること

***バンド固定 [#BandLock]
バンド固定されていない場合は先にBand3に固定します。
Engineer Modeを起動し、MTK Settings → BandMode メニューを選択します。
SIM1 / SIM2 の選択画面が表示される場合は目的のSIMを選択します。
余計なスキャンを減らすため、GSMやUMTS Modeはチェックを1つ残し、他のすべてチェックを外します。(1つ残さないとエラーになるため、国内未使用バンドを残す)
LTE Mode は「Band 3」を残してすべてチェックを外します。
最後に下部の「SET」ボタンを押して、「set ~ BandMode succeed」が数回表示されれば完了です。Failが出た場合はチェックが足りていません。

***設定方法 [#setting]
Network Cell Info Lite & Wifi アプリなどで掴みたいセクタのPCIと帯域幅(20/5MHz)を把握しておきます。
Engineer Modeを起動し、MTK Settings → Channel Lock メニューを選択します。
SIM1 / SIM2 の選択画面が表示される場合は目的のSIMを選択します。
以下のように設定値を選択・入力します。
-Lock:Enable
-RAT:4G
-ARFCN:1500(帯域幅5MHz:1575)
-CELL ID:該当セクタPCI(0-503)参考:[[オフセット>eNB-LCID#offset]]

選択・入力し終わったら「Apply Channel Lock settings」ボタンをタップします。
「set Channel Lock success」と表示されれば切り替え準備は完了です。
この状態ではまだ切り替わっていません。
最後に「PLMN Search」ボタンをタップします。
「send AT+COPS=0 success」と表示されれば無事に指定したPCIを持つセクタを掴んでいることでしょう。
ただし、掴んでいるセクタのTAは表示されなくなります。

***解除方法 [#PCI_Unlock]
Engineer Modeを起動し、MTK Settings → Channel Lock メニューを選択します。
Lock:Disable に変更します。それ以外の項目はそのままで構いません。
「RF Reset」「Soft Reset」「Reset」いずれかのボタンをタップします。
どれを選んでも結果的にはあまり変わりないようです。
一時的にネットワーク切断後、数秒後自動的に復帰して本来の基地局を掴み、TA表示も復活します。

**Cellular-Pro法 [#Cellular-Pro]

***準備 [#prep]
-Qualcomm製SoC(Snapdragon)搭載Android端末
--root化必須
-アプリ
--[[Cellular-Pro>https://play.google.com/store/apps/details?id=make.more.r2d2.google.cellular_pro&hl=ja]](Google Play版)

***アプリと課金 [#s5735089]
-PCI固定に必要なのは Ordinary member(通常会員)
-同一端末に本家版とGoogle Play版併用可
-本家版とGoogle Play版があるが、日本から継続課金するならGoogle Play版一択
-本家版の使い道がなさそうだが、Googleアカウントに関係なく試用しやすいのがありがたい
公式サイトは日本からアクセス不可のため、ミラーサイトよりAPKを入手
https://os-android.liqucn.com/rj/147170-history-1.shtml
-Google Play版は同一Googleアカウントで複数端末利用できない
-紐付ける端末を変更したい場合には、自動生成される本文を作者宛に送って旧端末のライセンス解除をしてもらう必要あり
https://twitter.com/JS2HGW_Gifu/status/1693996800632615245
-ライセンス体系
||~本家版|~Google Play版|h
|~アプリ名|Cellular-Pro Play|Cellular-Pro|
|~最新版|1.7.5|1.6.3|
|~料金|5$ / 月&br;50$ / 年|15元 / 月&br;298元 / 年|
|~課金方法|クレジットカード|Alipay&br;WeChatPay|

***動作確認 [#md92785a]
-いろいろな端末で試用するため、本家版をダウンロード
-起動後に各種権限付与したあとに右上歯車アイコン→最上段「No Registerd」→最下部「FREE TRIAL」押下にて24時間試用できる
-固定方法:Lockタブの「Lock LTE PCI」右にある「Cell List」ボタンを押して該当セルをクリック、右端鍵アイコン押下
-解除方法:Lockタブ右下の「RESET」ボタン押下
-動作確認リスト
|||CENTER:|CENTER:|||c
|~機種名|~SoC|~Android|~動作|~挙動|~備考|h
|Galaxy S8(SC-02J)|Snapdragon 835|7|○|安定して掴む||
|~|~|8|△|固定・解除で端末再起動するが掴む|カスタムカーネル(FusionLeoKernel)|
|Pixel 3|Snapdragon 845|12|○|解除後に不安定|※要magsik module( &ref(magisk-module-pixeldiag.zip); , [[VoLTE>https://www.axfc.net/u/4068760/pixel]])|
|moto g53y|Snapdragon 480|14|○|安定して掴む||
|moto g53y 5G|Snapdragon 480|14|○|安定して掴む||

**注意事項 [#caution]
切り替え中に一時的に異常値を記録してしまう可能性があるため、
&color(red){''切り替え作業中は CellMapper / Tower Collector の記録を必ず一時停止しておいてください。''};

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