eNB-LCID†
eNB-LCIDの付番規則についてのまとめページです。
付番規則†
- eNB=基準eNB(都道府県)+付番(オフセット)に分解できる
- 上位6ビット:基準eNB(ビットマスク:0xFC000)
- 下位14ビット:付番(ビットマスク:0x03FFF)
- 計算例
- 例:294000
- 基準eNB=floor(294000÷16384)×16384=278528(東京都)
- 付番=294000 mod 16384=15472(ピコセル)
- eNB-LCIDコンバータ
https://mls.js2hgw.com/converter.php
付番傾向†
- 原則として基地局の所在するGC局の上位データセンターのある都道府県ごとに属するeNB系統の付番がされる
- 市外局番が他県に属する場合はその県扱いとなる(岐阜県各務原市川島町→愛知県扱い)
- 特殊回線(HTNet、CTC、オプテージ、エネコム、QTnet)では、回線提供事業者のeNB系統となる
- 上記では説明のつかない他県のeNB系統になるものを越境eNBという。この場合はeNB単位で必ず同一県で揃う
- 原則として1eNBに4基地局が入る
- 使用しないセクタは詰める場合と詰めない場合がある(初期番はわりと詰めない)
- 協会局が入る場合は必ずしもそうならない
- 初期番は計画時点で付番されているようで、後から空いている部分が埋まることがある
オフセット†
- 4種類の基地局種別ごとにオフセットが割り当てられている
- さらに小分類としてミニマクロは+4,000/+4,500のオフセットを使用している
- 基地局種別ごとにLCIDとPCIの範囲は決まっている
基地局種別 | オフセット | LCID | PCI | 備考 |
マクロセル | +0 | 1-12 | 0-379 | 協会局、JTOWER局を含む |
(ミニマクロ) | +4000 +4500 | 1-12 | ? | +4000/+4500の区別は不明 |
(衛星エントランス) (特殊回線共同整備局) | +4550 +4600 +4700 +4800 +4900 | 1 | ? | 原則+4919~。衛星の共同整備局を含む |
Casa | +5000 | 1-24 | 492-503 | |
屋内局 | +10000 | 1-48 | 404-479 | 単独設置は原則PCI:404 |
ピコセル | +15000 | 1-12 | 380-403 480-491 | |
| | | | |
(移動局) | +0 | 1 | 480-491 | 種別上はマクロセルに内包されるが再掲 |
詳細はeNB集計表のPCI集計シートも参照のこと
https://docs.google.com/spreadsheets/d/13EwFFqYMLlUCxjzqhyLq4W8ScgKbTVmd/edit#gid=2094327754
eNB系統†
- マクロセルの割当領域先頭を基準eNBという
- 基準eNBに基地局種別ごとのオフセットを加算して付番される
- 基地局数の増加が予想される北海道、東京都、大阪府については将来用に拡張できるよう予備領域が予約されている
eNB系統分布マップ†
https://mls.js2hgw.com/enb_map.php
- データ7万件のため激重注意
- マーカーの数字はeNB先頭2桁