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#author("2024-02-29T21:42:48+09:00","default:isogame","isogame")
#author("2024-02-29T21:46:49+09:00","default:isogame","isogame")
*Mozilla Location Services のデータロスト対策 [#l059fa42]
Tower Collector を使って収集した電測データを Mozilla Location Services (MLS) にアップロードした際に、高い確率でアップロードしたデータが処理されない現象が 2022年7月頃より発生しており
[[Tower Collector 反映漏れ対策:https://mls.js2hgw.com/tower_collector_fix.php]]のページに記載されている方法で、データをバックアップして、データが処理されるまで再アップロードを繰り返すという手順が事実上必須となっていましたが
2023年12月より、Tower Collectorの電測データをサーバーで預かり、MLSでデータが処理されるまで再アップロードを行うサービス「MLSデータアップロードマネージャー」が公開されました。
Tower Collector 2.14.5 (2024年3月リリース予定) 以降のバージョンでは MLSデータアップロードマネージャーへ直接電測データをアップロードすることができますので、設定手順を記します。
なお、この「MLSデータアップロードマネージャー」はドクオさん(X: @isogame) が個人運営しているサービスです。MLS管理表運営のJS2HGWさんとは問い合わせ先が異なりますのでご注意ください。
#contents
* 概要 [#xc28b0d2]
1.「MLSデータアップロードマネージャー」のWebサイトでユーザーIDを取得
2.アップロード用のURLを「Tower Collector」の画面で入力
* セットアップ方法 [#g1a602bc]
初期設定として、これらのステップが必要です。
なお、以前に「MLSデータアップロードマネージャー」と「MLS Upload Helper」というソフトウェアの組み合わせで使っていた場合は
「MLSデータアップロードマネージャー」サイトの「パーソナライズ設定」タブに「アップロード用URL」が掲載されていますので、そちらを使って「Tower Collectorの設定画面でアップロードURLを入力」の手順を行って設定してください。
「MLSデータアップロードマネージャー」サイトの「パーソナライズ設定」タブに「Tower Collector Custom MLS service URL」が掲載されていますので、そちらを使って「Tower Collectorの設定画面でアップロードURLを入力」の手順を行って設定してください。
** 「MLSデータアップロードマネージャー」のWebサイトでユーザーIDを取得 [#m5a25487]
次のWebサイトを開きます:[[MLSデータアップロードマネージャー:https://44011.brave-hero.net/manager/]]
注意事項が表示されますので、内容を確認のうえ「確認しました」のチェックボックスをオンにして(2か所あります)
ニックネームを入力して「作成」をタッチします。
&ref(uploadmanager01.png);
以下のような形式のIDとアップロード用のURLが表示されますので、どこかにコピペしておきましょう。
&ref(uploadmanager02.png);
以下はサンプルです。実際には利用できません。
|ID|アップロード用URL|h
|XG1394858e93abc39asf|https://44011.brave-hero.net/api/v1/geosubmit?key=XG・・・|
なおIDを紛失した場合はもう一度アカウント作成が必要です。
アップロード用URLがどこかに行ってしまった場合は、MLSデータアップロードマネージャーにIDでログインしたうえで「パーソナライズ」タブを確認すると載っています。
&ref(uploadmanager03.png);
** Tower Collector の設定画面でアップロードURLを入力 [#i00bad09]
1. 「:」→「Preferences」をタッチします。
&ref(tc01.png);
&ref(tc02.png);
2. 「Upload」をタッチします。
&ref(tc03.png);
3. 「Use custom MLS service」をオンにします。
&ref(tc04.png);
4. 「Custom MLS service address」をタッチします。
&ref(tc05.png);
5. 「Custom MLS service address」の入力欄が出現しますので「MLSデータアップロードマネージャー」から発行されたアップロードURLを貼り付け「OK」をタッチします。
&ref(tc06.png);
* 使い方 [#naaa41fd]
通常のように「↑」でアップロードすると、Mozilla Location Services (MLS)のサーバーではなく
「MLSデータアップロードマネージャー」へ電測データが送信され、MLSに反映されるまで電測データの再アップロードが定期的に行われます。
* 便利な使い方 [#af6a07de]
上記の手順を行うことで、MLSへの反映が行われるまで自動的に再試行が行われます。
さらに「MLSデータアップロードマネージャー」にアクセスすると、アップロードしたデータの管理を行うことができます。
** アップロード状況の確認 [#pb587326]
「MLSデータアップロードマネージャー」の画面上には、アップロードしたセルのMLSへの反映状況が表示されます。
** アップロードのキャンセル [#r1bb278d]
(キャンセルする) をクリックすると、セルID単位でアップロードをキャンセルすることができます。
** ジオフェンシングの利用 (Tower Collectorで電測したデータのうち、指定地点付近のものをアップロード除外する) [#a6e139ff]
Cellmapperにあるような、自宅付近などデータをアップロードしたくない地点で収集した電測データをアップロードしないように除外処理することができます。
** eNB-LCID単位でアップロード除外を行う [#o1dbe235]
eNB-LCID単位でアップロードしたくないセルを指定することができます。
** 移動速度制限のかかるセルの処理 [#a33d0955]
Tower Collector標準の状態では、毎秒50メートル以上移動している際に収集したセルはMLSに反映されません。主に新幹線に乗車中に収集したセル情報が該当します。
MLSデータアップロードマネージャーでは、これらのデータについて移動速度不明とデータを書き換えてMLSにデータ送信を行います。